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2 0 1 8年 3 月 2 日
株式会社日本格付研究所(JCR)は、以下のとおり信用格付の結果を公表します。
株式会社筑波銀行
(証券コード:8338)【据置】
長期発行体格付 BBB+
格付の見通し 安定的
■格付事由
(1) 茨城県土浦市に本店を置く資金量約 2.2 兆円の地方銀行であり、10 年 3 月に旧関東つくば銀行と旧茨城 銀行の合併により誕生した。合併以降に事業基盤の強化が進んでいる点を評価している。また、JCRが当
行の課題としていた収益力についても、いったん低下に歯止めをかけることができた。今後、収益力を維
持・強化することなどで、コア資本比率を改善していけるか注目していく。
(2) 18/3 期のコア業務純益(貸出債権譲渡益や投信解約損益を除く)は、4 期振りの増益になると JCR はみ ている。足元の業績を牽引しているのは経費の削減と役務取引等利益の増加である。経費については、店
舗網や人員体制の見直しを持続的に進めてきている。営業体制の再構築を進め、預り資産販売とミドルリ
スク先を含む中小企業向け貸出の増強を図っており成果にも結び付いている。比較的利回りの低い県外貸
出金残高の削減とあわせ、貸出金利回りの低下ペースを持続的に緩和できるかが今後の収益面でのポイン
トである。
(3) 有価証券運用では、比較的利回りの高い外貨建外債や REIT を含むエクイティ系資産のエクスポージャー を拡大させている。このため、外貨調達コストや投信解約損益を除いたベースでみても、有価証券利息配
当金は増加している。外貨建外債やエクイティ系資産のエクスポージャーが更に拡大していく可能性があ
り、過大なリスクテイクとならないかフォローしていく。
(4) 金融再生法開示債権比率は 2%台半ばであり持続的に低下している。一方、ミドルリスク先への貸出を増 強しており、その他要注意先債権の残高は増加に転じている。与信費用は基礎的な収益力で賄える範囲内
にとどまると JCR はみているが、その他要注意先の中に収益対比でみて未保全額が大きい先が散見され る点には留意が必要である。
(5) 公的優先株などを調整後の連結コア資本比率は 5%台半ば。改善の余地が残っており、内部留保の蓄積に 加え、県外貸出金の削減などによりリスクアセットをコントロールすることも課題とJCRは考える。
(担当)松村 省三・大石 剛
■格付対象
発行体:株式会社筑波銀行
【据置】
対象 格付 見通し
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格付提供方針に基づくその他開示事項
1. 信用格付を付与した年月日:2018年2月28日
2. 信用格付の付与について代表して責任を有する者:松村 省三
主任格付アナリスト:松村 省三
3. 評価の前提・等級基準:
評価の前提および等級基準は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に「信用格付の
種類と記号の定義」(2014年1月6日)として掲載している。
4. 信用格付の付与にかかる方法の概要:
本件信用格付の付与にかかる方法の概要は、JCR のホームページ(https://www.jcr.co.jp/)の「格付関連情報」に、
「コーポレート等の信用格付方法」(2014年11月7日)、「銀行等」(2014年5月8日)として掲載している。
5. 格付関係者:
(発行体・債務者等) 株式会社筑波銀行
6. 本件信用格付の前提・意義・限界:
本件信用格付は、格付対象となる債務について約定通り履行される確実性の程度を等級をもって示すものである。
本件信用格付は、債務履行の確実性の程度に関しての JCR の現時点での総合的な意見の表明であり、当該確実性
の程度を完全に表示しているものではない。また、本件信用格付は、デフォルト率や損失の程度を予想するもので
はない。本件信用格付の評価の対象には、価格変動リスクや市場流動性リスクなど、債務履行の確実性の程度以外
の事項は含まれない。
本件信用格付は、格付対象の発行体の業績、規制などを含む業界環境などの変化に伴い見直され、変動する。ま
た、本件信用格付の付与にあたり利用した情報は、JCR が格付対象の発行体および正確で信頼すべき情報源から入
手したものであるが、当該情報には、人為的、機械的またはその他の理由により誤りが存在する可能性がある。
7. 本件信用格付に利用した主要な情報の概要および提供者:
・格付関係者が提供した監査済財務諸表
・格付関係者が提供した業績、経営方針などに関する資料および説明
8. 利用した主要な情報の品質を確保するために講じられた措置の概要:
JCR は、信用格付の審査の基礎をなす情報の品質確保についての方針を定めている。本件信用格付においては、
独立監査人による監査、発行体もしくは中立的な機関による対外公表、または担当格付アナリストによる検証など、
当該方針が求める要件を満たした情報を、審査の基礎をなす情報として利用した。
9. JCRに対して直近1年以内に講じられた監督上の措置:なし
■留意事項
本文書に記載された情報は、JCRが、発行体および正確で信頼すべき情報源から入手したものです。ただし、当該情報には、人為的、機械的、また
はその他の事由による誤りが存在する可能性があります。したがって、JCRは、明示的であると黙示的であるとを問わず、当該情報の正確性、結果、
的確性、適時性、完全性、市場性、特定の目的への適合性について、一切表明保証するものではなく、また、JCRは、当該情報の誤り、遺漏、また
は当該情報を使用した結果について、一切責任を負いません。JCRは、いかなる状況においても、当該情報のあらゆる使用から生じうる、機会損失、
金銭的損失を含むあらゆる種類の、特別損害、間接損害、付随的損害、派生的損害について、契約責任、不法行為責任、無過失責任その他責任原因
のいかんを問わず、また、当該損害が予見可能であると予見不可能であるとを問わず、一切責任を負いません。また、JCRの格付は意見の表明であ
って、事実の表明ではなく、信用リスクの判断や個別の債券、コマーシャルペーパー等の購入、売却、保有の意思決定に関して何らの推奨をするも
のでもありません。JCRの格付は、情報の変更、情報の不足その他の事由により変更、中断、または撤回されることがあります。格付は原則として
発行体より手数料をいただいて行っております。JCRの格付データを含め、本文書に係る一切の権利は、JCRが保有しています。JCRの格付データ
を含め、本文書の一部または全部を問わず、JCRに無断で複製、翻案、改変等をすることは禁じられています。
■NRSRO 登録状況
JCRは、米国証券取引委員会の定めるNRSRO(Nationally Recognized Statistical Rating Organization)の5つの信用格付クラスのうち、以下の4クラス
に登録しています。(1)金融機関、ブローカー・ディーラー、(2)保険会社、(3)一般事業法人、(4)政府・地方自治体。米国証券取引委員会規則 17g-7(a)
項に基づく開示の対象となる場合、当該開示はJCRのホームページ(https://www.jcr.co.jp/en/)に掲載されるニュースリリースに添付しています。
■本件に関するお問い合わせ先